【失敗体験談】爆上げしやすい変動金利!?変動金利にも長期プライムレート連動があるから気をつけろ!短プラ連動との違いを失敗経験から語る

住宅ローンを組む際、金利タイプの選択が重要なポイントです。基本的に金利の安い変動金利が魅力的ですが、変動金利にも長期プライムレート連動と短期プライムレート連動があることをご存知でしたか?実は結構な落とし穴になりがちなこのプライムレート連動。この記事ではAIの叡智を結集して、長期プライムレート連動と短期プライムレート連動の違いを解説します。

この記事を監修した人

ぷろぐら軍曹

短プラ連動の変動金利を2回、長プラ連動の変動金利を1回契約したことのある変動金利LOVERのわたしが解説します。

結論:変動金利は普通短プラ連動だけど、たまに長プラ連動もあるので気をつけろ!

多くの人が契約する変動金利は基本的に短期プライムレート連動型です。
ただし極稀に長期プライムレート連動型の変動金利も存在します。
万一そんな住宅ローンを契約してしまうとそれなりに大変な目にあいますので、どうかご注意を!

私の実体験

突然銀行から連絡があり金利が0.2%もあがった!

ある日一本の電話がなる……

「もしもしぷろぐらさんですか? 最近調子はどうですか?」

おかしい。晴れの日に傘を売りつけたいだけの銀行員が、こんななんでもない日に体調の確認などしてくるわけがない。

可能性があるとすれば、急に欧米にかぶれたかHow are you?私に性別を超えた魅力があったかのどちらかしかない。

「実は、今度から住宅ローンの金利が上がることになりまして……」

私は黒田先生のことを信じていた。信じていたはずなのに。

0.2%上昇のヤバさはぜひシミュレーターをお使いください

短期プライムレート連動とは

短期プライムレートは政策金利と連動するので比較的変動しにくい

短期プライムレート連動型の変動金利は、主に短期金利市場での動向を反映し、金利が設定されます。
短期金利市場では、金利が経済情勢や中央銀行の政策金利などによって変動しますが、長プラよりは安定的です。

ぷろぐら軍曹

変動金利がここ10年くらいずっと上がっていないのも、日銀の超低金利政策によるところが大きいですね。

短期プライムレート連動型は安定性がメリット

短期プライムレート連動型のメリットは、長期金利に比べて比較的安定しているため、金利リスクが比較的低くなります。
ただし、変動金利である以上短プラ連動であっても普通に金利の上昇はありえるので、固定金利ほどの安定性はもちろんありません。

ぷろぐら軍曹

リスクのある変動金利の中でも短プラ連動ならまだOKということです!

長期プライムレート連動とは

長期プライムレートは変動しやすいし高い

長期プライムレート連動型の変動金利は、主に10年物の国債利回りを基準に設定される金利です。
長期の金利動向に連動するため、通常、金利は高くしかも変動も激しいです。
ただし後述する「逆イールド」の状況においては、金利が短プラよりも低くなる可能性があります。

長期プライムレート連動型はより変動しやすいデメリットが……

長期プライムレート連動型のメリットは、金利変動がすぐに反映されるというところをどうとらえるか……によるかもしれません。(つまりほぼないのではないかと私は思います。)。
金利の変動が激しいことは、単純に金利リスクが高くなるということです。

なぜ長期プライムレートのほうが金利の変動が激しいのか

長期プライムレートのほうが金利の変動が激しい理由は、主に経済の将来見通しやインフレ期待、政策金利の動向など、さまざまな要因が影響を与えているためです。

長期では経済の将来見通しが立てにくいので変動する

長期金利は、経済の将来見通しが大きく影響します。将来の経済成長が見込まれる場合、投資家はより高い利益を求めてリスクを取りやすくなり、長期金利が上昇することがあります。逆に、経済が低迷している場合、安全な資産への投資が増えるため、長期金利が下がることがあります。

長い目でインフレに期待するので金利が上がる

インフレ期待も長期金利に影響を与えます。インフレが起こると、物価が上昇し、お金の価値が下がるため、投資家はより高い利益を求めるようになります。その結果、長期金利が上昇することがあります。逆に、デフレが予想される場合、長期金利が下がることがあります。

政策金利の動向ももちろん長プラにも影響を与える

中央銀行が設定する政策金利も、長期金利に影響を与えます。政策金利が上昇すると、金利の上昇が予想されるため、長期金利も上昇することがあります。逆に、政策金利が低下すると、長期金利も下がることがあります。

これらの要因が絡み合って、長期プライムレートの金利の変動が激しくなることがあります。
短期プライムレートは、これらの要因に対して比較的安定しているため、金利の変動が小さいことが多いです。

ぷろぐら軍曹

つまり、先のことは先になるほどわからん!だから先の金利を今決めるとなると、都度都度変わって来やすいのは当然、ということになりますね。

知っておきたい「逆イールド」

逆イールドとは、一般的には短期金利が長期金利よりも高くなる現象を指します。
これは、普通は短期金利のほうが長期金利よりも安いはずなのに、その金利曲線が逆転することから、逆イールドカーブとも呼ばれます。

逆イールドが発生する理由

逆イールドが発生する理由は、通常は以下のような要因が考えられます。

  • 中央銀行の政策金利の引き上げ:短期金利が上昇し、長期金利よりも高くなることがあります。
  • 経済の先行き不安:経済の先行きが不透明で、投資家が長期投資を避けるため、長期金利が低下し、短期金利よりも低くなることがあります。
  • デフレ予想:デフレが予想される場合、長期金利が低下し、短期金利よりも低くなることがあります。

逆イールドの意味と影響

逆イールドが発生すると、以下のような影響が考えられます。

  • 景気後退の兆候:逆イールドは、経済の先行き不安やデフレ予想などから、景気後退の兆候とされることが多いです。
  • 金融機関の利益圧縮:長期金利が低下すると、金融機関が受ける利息が減少し、利益が圧縮されることがあります。
  • 借り手と貸し手の行動変化:逆イールドが続くと、借り手は長期金利が低いことから、長期の借入を行いやすくなります。一方、貸し手は短期金利が高いことから、短期の貸し出しを選択することが多くなります。

逆イールドは、金利市場や経済に様々な影響を与えるため、投資家や金融機関はこの現象に注意して対応することが重要です。

まとめ:長プラ連動の変動金利は「致し方なく」選ぶもの?

長期プライムレート連動の変動金利にメリットはほぼないのではないかと私は思います。
こんな激レアで意味不明な金利を組むくらいなら、普通の皆さんはおとなしく短プラ連動の変動金利にしておきましょう。
長プラ連動変動金利を選ばなければならないのは「そこでしか貸してくれなかった」というあやしげな与信の人か、もしくはよっぽどほかの付帯サービスがすぐれているといったケースだけな気がします。

※そうじゃないよ!という方、ぜひご意見をお寄せください。

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