成長に必要な心理学や行動心理の原理とは?科学を味方につけて稼ぐ精神をつくる方法

時折、「頑張りたいけど頑張る気力が生まれない」という状況になりませんか?
お金を稼いだりして成功するには「頑張りたいと思う気持ち」「頑張れる精神力」「頑張る体力」が欠かせないと私は思います。

一番大切なのは「頑張りたいと思う気持ち」、すなわち向上心です。
これがない人も大多数いる中で、頑張りと思うけど頑張れないというあなたは、後一歩そこから抜け出す精神力さえ手に出来れば成功も目前の人ではないでしょうか。

この記事ではそんな「頑張るためのモチベーションづくり」のための心理学・行動原理などを整理し、科学的に頑張っていくための方策を検証して行きます。

 

成長マインドセット

キャロル・ドゥエック教授により提唱された、人々は「固定マインドセット」と「成長マインドセット」の二つのマインドセットを持っているとされるという考え方。

固定マインドセットとは能力や資質は生まれつき変わらないものであるとした考え方で、成長マインドセットとは能力や脂質は自分の成長によって変化させることができるという考え方である。最近の研究によれば、脳の発達には相応の余地があるということがわかっているとか。

成長マインドセットを持つ人は、能力は固定的ではなく、努力と経験によって伸ばせると信じるため、困難や失敗に直面しても挑戦を続けやすいため、まずは柔軟な捉え方をしていくことが重要でしょう。

ぷろぐら軍曹

私もかつてすべての運命はビッグバンの原子の動きから決定しているのではと思っていたこともありましたが、量子力学の世界では「観測して初めて結果が決定する」という事象があり、これこそが運命の否定になると考えることができ、成長マインドセットの考え方にも実感をもてるようになりました。

21日間(インキュベート)の法則

マクスウェル・マルツによる、21日間続けると新しい習慣が身につくとされる理論。
とにかく何かを始めたら、21日を目標にして続けていくことをこころがけるとよいでしょう。

しかし、この具体的な日数には明確な科学的根拠は薄いので注意は必要です。

ぷろぐら軍曹

あくまで、お守りやよいジンクスのような捉え方で気軽にとりいれていくのがよさそうです。

心理的リアクタンス

自由や選択肢が制限されると反発感を覚える現象。Jack W. Brehmにより1966年に提唱されたもの。

何かを頑張ろうとした時に、他人の発言などで急にやる気を削がれたことはありませんか?
たとえばお母さんからの「早く宿題をやりなさい」という一言です。
この次には「今やろうと思っていたのに」が続くのが決まりですね。

これこそが心理的リアクタンスで、上記の状態は同じ「宿題をやる」という行為自体は変わらないのに、他人から「やれ」と言われてしまったが故に自らの自由意志を奪われた感覚に陥り、一気にやる気を失うというものです。

あまりポジティブなTipsではないですが、こうした自体は実際ままあります。
せっかく成長マインドセットやインキュベートの法則などを駆使してノってきてもこんなことで水を差されたら嫌ですよね。

この状況への対処法はすこしがっかりかもしれませんが、とにかく気にしない。この一点に尽きると思います。
もっと言ってしまえば「結果、行動する自分にこだわる」ことだと思います。
つまり誰に何を言われようと実際に行動したのは自分であり、その行動にだけ価値があります。
そのことには寸分の疑う余地がなく、それで十分ですよね。
ですので全てを糧にするつもりで、ありがとうと逆に感謝しながら、行動する自分を褒めて行きましょう。

内発的動機付け

Deci & Ryanによる自己決定論で提唱される概念。人は内部から湧き出る興味や価値観に基づいて動かされる場合、より強くモチベーションを感じるというもの。

逆に、テストで100点を取ったらお小遣いをあげる、といった元々の目標とは本質的に関係がない外の報酬によって動かされることを「外発的動機づけ」と呼びます。
そして興味深いのが、はじめ内発的動機づけで自らすすんで行っていたことに、あとから外発的動機づけでインセンティブを与えられると、次第に外発的動機づけなしではその行為をしなくなる、という実験結果があるということです。

自らの目標に自らの外発的動機づけを設定したとて、その行為自体がかなり内発的なのですべてがこの実験結果通りに行ってしまうわけでもないと思いますが、内発的動機付けが尊いエネルギーであることに違いはありません。

意識的に自分の中にある内発的動機づけをとらえていくことが、持続的な努力や深い学び、高い満足感へつながるでしょう。
つまり、自分は何が好きで何をしていると情熱や喜びを感じるかを整理し言語化して再認識することが、さらなるモチベーションを産む秘訣だということです。

自己認識

①概要: 自分自身の価値観や感情、欲求などを理解する能力。

②重要性: 自分の行動の背後にある動機を理解することで、自己調整や効果的な行動が取れる。

③生かし方: ダイアリーをつける、フィードバックを求める、瞑想をするなどの方法で、自己の内面と向き合う時間を増やす。

マインドフルネス

①概要: 瞑想や瞬間に集中する練習を通じて、現在の瞬間に意識を向けること。Jon Kabat-Zinnが西洋での実践と研究をリードしています。

②重要性: マインドフルネスはストレス軽減、感情の制御、注意力の向上など多くの心の健康効果が報告されています。

③生かし方: 毎日の瞑想練習を取り入れる、呼吸や歩行に意識を向けるなどの日常的な練習をする。

感謝の習慣

①概要: 毎日の成功や幸せな瞬間に感謝する習慣。ポジティブ心理学の研究でその効果が確認されています。

②重要性: 感謝の感情は幸福感を高め、ストレスやネガティブな感情の影響を軽減します。

③生かし方: 毎日の終わりに、その日感謝したい3つの出来事や人を思い返す。

時間管理と優先順位付け

①概要: 効果的なタスクの遂行や、自分の時間を大切にするための戦略。

②重要性: 時間を効率的に使うことで、生産性を上げるとともに、自分の価値観に基づく行動が増え、満足感も高まります。

③生かし方: 「緊急・重要マトリックス」を使用してタスクを分類し、優先順位をつけて行動する。

ゾーン(フロー)の概念

①概要: Csikszentmihalyiが提唱。挑戦とスキルのバランスがとれた状態で、時間の経過を忘れて没頭する状態。

②重要性: フロー状態は高い満足感や成果をもたらすとともに、スキルの向上や自己成長にも繋がる。

③生かし方: 自分のスキルと挑戦のバランスを調整して、フローを経験しやすい環境を整える。

反省とフィードバック

①概要: 自分の行動や考えを定期的に見直し、他者の意見やアドバイスを取り入れるプロセス。

②重要性: 継続的な自己成長や、過去の失敗からの学びを深めるためには、反省とフィードバックが不可欠。

③生かし方: 定期的に自己評価を行い、信頼する仲間やメンターからのフィードバックを受け入れる。

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