AmazonアフィリエイトをX(Twitter)広告でブーストすると儲かるのか?実際にやってみた数字も詳細に公開!

Amazonプライムセール、これはAmazonアソシエイト(Amazonでアフィリエイトをしている人)にとって絶大なチャンス。
そんなアフィリエイトを、X(Twitter)の広告を使って拡散し、多くの人に踏んでもらうことで利益はでるのか?
広告収入を増やすために広告を打つということの費用対効果を検証した。

ぷろぐら軍曹

自分のXアカウントで1万円分広告を出して、そこからアフィリエイト収入がどれだけになるかを検証しました!

結論1万円分広告を出して、5000円の利益

 

結論としては、1万円分のX広告を出して、アフィリエイトの収入は5820円だった。
予想と反してROIは58%と惨憺たる結果に……。

結論としては「適当な気持ちで適当に始めると、普通に損失だけ被るのでやめておこう」ということになった。
しかし、ここから改善してプラスにする方法や、副次的な効果もあるかもしれないので、
以降の章ではこうなった内訳や詳細、原因と、収益化を目指してのポイントをまとめたい。

 

そもそもAmazonアソシエイトとは

リンクさえ踏んでくれたら「何を買っても」%で紹介料がもらえる

Amazonアソシエイトの面白いところは、

・どんな商品やページへのリンクであっても、アソシエイトリンクさえ踏んでもらえれば、
・その後に(全然関係のない商品を含み)何の商品であっても
・購入さえしてくれればその金額に応じた紹介料が支払われる。

というところにある。

これは言い換えると、「普段からAmazonをめっちゃ使う人」に対して無理やりリンクを踏ませることさえできれば、その普段から購入する買い物から自動的に収益を発生させることができるということである。

そのため大手WEBメディアがセールそのものを煽る広告を大量展開

これは大手メディア(特にガジェット系)にとっては非常に都合がいい。
ただいつもの記事発信のようにプライムデーセールの広告を打つだけで、普段からAmazon購買のある読者が自動的に自分のアフィリエイト傘下になり、その買い物から利益が発生するようになるからだ。

そのため、下記のような広告が大量に発生した。

こんな、社会の何の役にも立たない広告が跋扈するような世の中で本当にいいのだろうか……

早速真似してみた

ぷろぐら軍曹

これはチャンスすぎるのでは?

そう思った私も、早速真似をして、一人でも多くのユーザーを自分のアフィリエイト傘下にいれようと画策したのであった。

作ったのはシンプルすぎるセール煽り広告

気付いたのはプライムデーセールも後半戦に差し掛かるころあい。
面倒くさがりな性格も災いして、とにかく適当なシンプルな広告を速攻で制作!

なんて社会的に無価値で無意味な広告でしょう。まるで私自身の人生を表しているかのようだ。

ターゲティングはガジェット好き層

 

Xではアカウントごとに興味関心カテゴリーが推測されており、X広告を打つ際にはこの興味関心カテゴリーにそって広告を掲出することができる。

今回はプライムデーセールに関与の高そうな、ガジェット周りの興味関心と、私のアカウントやサイトのジャンルであるお金まわりのカテゴリーを設定して配信した。

1日間で1万円が吐き出される設定

何分気づいたのが遅すぎることもあり、あと1日足らずしか有効な期間がないとして急いで1万円の広告出稿を設定。
なぜ1万円なのかと言われたら、わかりやすいから……。

結果は1万円に遠く及ばず

パフォーマンスはまあまあだったか?

X広告としてのパフォーマンスは、まあまあだったと思う。
(詳細は申し訳ないのですがおもいつつ後日のnoteにて公開します)

副次的な効果は一切ないと考えたほうがいい

せっかくのX広告なので、直接アフィリエイト収益に結びつかなくても、Xアカウントの方でプラスがあれば……と思うのが人の心ってもんです。
たとえばフォロワーとか、それがだめでもいいねとかのエンゲージメントとか…

しかしふたをあけるとフォロワーの増加は0。

そしてそもそも広告用のポストをしているため、この投稿にはいいねやブックマークといった概念がなく、自分のプロフィールのポスト一覧にも表示されない。(そもそもそれが広告と投稿を切り分けることが出来るメリットではあるが)

結局、リンククリック最大化で投稿している以上は、それ以外のメリットがあるとはあまり思わない方がよさそうだ。

 

効果が出なかった原因

効果が出なかった原因には色々あると思いつつ、特に次の5つが考えられる。

①予算が少なく学習が及んでいない

1万円程度では出稿量も限られており、十分な学習が進んでいないと考えれる。

「学習」というのは、広告のターゲティングや出稿の仕方の改善のことで、通常広告の出稿が進むにつれて、より効果があるターゲットにより効果がある広告クリエイティブが表示されるように最適化されていく。
これがわずか1万円の出稿量では十分な量に至っておらず、学習が始まる前に出稿完了となっていた可能性が高い。

②ターゲティングの制度が甘い

今回のターゲティング設定では、ガジェット好き・お金好き程度の設定しかしていない。

実際には性年代のほか、より詳細な興味関心、あるいは特定のアカウントのフォロワーなど多種多少なターゲティングを行うことができる。
今回のように予算が少ない場合は最適化も望めないので、初期ターゲティング設定を詰めていくことはより重要。

③広告クリエイティブが適当すぎる

これはほぼ言い訳だが、広告クリエイティブについてあまりにも適当すぎたことも原因のひとつだとおもわれる。
少なくとも2パターン以上、できれば3パターン用意して検証したいところでもあったが、時間がないこと横着によって1パターンのみ、しかも適当なテキスト表現とスクショ画像ということがパフォーマンスを低下させてしまっていた。

④アカウントの信頼度が低い

アカウント自体がどれだけ有名か、信用におけるものかというのも、クリックやコンバージョンに影響を与えていると思われる。

有名大手メディアアカウントが「プライムセールお得です!」というのと、
どこの馬の骨ともわからないフリー素材アカウントが「プライムセールお得です!」というのでは、
やはりクリックしたくなる・してみたいと思う気持ちも異なってくるだろう。

⑤タイミングが遅かった

そもそも、広告を開始するタイミングがセール後半残り1日となっていたのは割と大きいディスアドバンテージだったと思われる。

この時期になるとすでにセールに興味がある人たちの多くは何らかの施策やポストに触れてそれを認知するか実際に購入しており、逆に言えばこのタイミングまでにそれらに触れず、購入してこなかった人たちはもうそもそも興味がない人たちが多いということである。

セール序盤に興味が高くすぐに購入してくれるような優良顧客は、大手アカウントの大規模な広告で一斉に刈られていると考えるのが自然だ。かく言う私もそれによってこの広告のことを知り、真似するに至ったわけで、後手に回っているのは当然の帰結ではある。

 

投資以上の収益が得られるとしたら

今回は勢いと準備不足が否めない結果となってしまったが、次回もし再度チャレンジするのであれば、今よりは多少の結果を見込むことも可能だと思われる。
そんな改善点をまとめておきたい。

①計画的に実行する

とにもかくにも、計画的であることは何よりも重要だ。特に次の3点については改めて準備を周到にしておきたい

point

・広告出稿のタイミング(初日、あるいは前日以前から早々に展開する)
・ターゲティング設定(関心と単価の高い興味関心カテゴリーを細かく選択する)
・広告クリエイティブの作成(複数パターンを運用する)

②料率上限撤廃により今後は単純に改善するかも

そしてなにより嬉しいニュース!実はこれまでAmazonアソシエイト(アフィリエイト)には「上限金額」があったのだ。
これはたとえば3%の紹介料がもらえるカテゴリーの商品で、価格が3万円だったとする。
このとき単純計算では3,000円が紹介料となるのだが、これまでは一律1,000円が上限だった。

実はこのブログでも10数万円する電動キックボード等が売れた実績があるのだが、こちらももらえるのはたったの1,000円。

高額商品を紹介して販売に結びつける功績に対してあんまりだと思っていたが、なんと上限が撤廃された!

今回のキャンペーンではまだ上限がある状態ではあったが、次回からはこの上限がなくなるため、一攫千金も夢ではない……?

③ついでに副次的効果も狙ってみる?

少し触れたところでもあるが、せっかくX(Twitter)広告を打つのである。
フォロワー増にもつながるようなクリエイティブや広告プランをあわせてやってみるのはどうだろうか?

たとえば、
1.X広告ではフォロワー増広告を打つ
2.自分のアカウントのプロフィールやピン留め固定でAmazonへの誘導を行う

などである。
しかしまあWEB広告の定石として目的からブレればぶれるほど成果もあがらなくなるのが常なので、結果はみえているような気もするが……。

次回セール時にはもう一度だけチャレンジして、何かしらの成果をつかみ取りたいものである。

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