借金してSTEPNに参入し2000万円稼いだ後1億円の借金を抱えるまでの顛末【収支公開】

お世話になっております。ぷろぐら軍曹です。
この1年本当にいろいろなことがありました。

100万円借金したり、2000万円稼いだり、調子に乗って1億円の借金を抱えたり……

今回はそんな、勢いに任せて借金を繰り返しちゃだめだゾ☆的なお話をさせていただきたいと思います。

物語は”期待値”から始まった

歩くだけで稼げるらしいという怪しすぎるBCG(ブロックチェーンゲーム)が話題に出始めた頃。
たしかに当時10万円ほどの靴を買い、そして歩けば1日3000円という利益が得られる状態だった。

しかしあるとき私は気がつく。

これって歩くよりもmint(靴の合成)したほうが儲かるんじゃないか?
そして、最大のリスクは回収までに1ヶ月もの時間がかかることではないか?

特にこのとき私が目をつけていたのはUncommonというちょっとだけレア度が高い靴同士のmintである。
まだ始まったばかりのSTEPNではUncommonの靴を持っている人はそう多くはなく、
ましてやそのレア度の高い靴同士を合成して新しい靴を生むという、
リスクの高いガチャに挑もうなんという人間はさらに少なかった。

しかし、だからこそ、そこに可能性があるのである。

センター試験数学2B で58点というすべての人類がリアクションに困る微妙なレベルの知能を有していた私は
早速そのCommon色の脳細胞を駆使して”期待値”というものを計算してみた。

 

これは有料で公開していたnoteの記事の一部

+183071円。

 

わずか1回、靴同士のmintを行うだけで平均して18万円ものお金が手に入るという計算に至った。

こんなもの、やらない手はなかった。
お金が許す限り、無限に投入してもいいくらいのまさに千載一遇のチャンスだった。

 

しかし当時の私には圧倒的な問題があった……

それは多重債務者であったということである。

圧倒的マイナスからのスタート

J.Score、SMBCモビット、LINEポケットマネー、各種リボ払い……

これは当時の私が借入をしていた消費者金融たちの雄々しい名である。
その総額はたしか4〜500万円以上あったと記憶している。

なぜそんなに借金をしていたのか?
特に理由はない。これが多重債務者の現実だ。
この「特に理由はない」借金癖についてはまたいつか別の機会でお話ししたいと思う。

 

そんなとき、俺の心の中の吉高由里子がささやく……

 

銀行に行く?(どうせもう貸してくれないから)行けない?

 

でも大丈夫!

 

 

多重債務者ではあったが大きな遅滞なく返済を続けていたことで、
◎井◎友銀行カードローンにおける私の与信枠にはまだ100万円ほどの余力があったのである!

迷うことなく私は銀行に行かずしてその場で100万円を手にするのであった。

ありがとう靴高由里子。ありがとうSOL高由里子
そうして見事ぷろぐらは借金スタートにもかかわらず数百万円の利益をあげていく。
どれもこれも、利益を出せたのはすべては市況のなせるわざであったのだ。




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種銭ができた頃にB国が始まった

忘れもしない2022年の4月。
学生時代からの友人で、
ともにSTEPNを攻略していたある男が異変に気が付いた……

圧倒的衝撃、信じられないほどの儲け話がそこに転がっていた!
そう、これこそが伝説の「STEPN B国」のはじまりである。
この波に乗ればビッグウェーブ間違いなし!
この日からおよそ1か月、時には会社を休み、眠れぬ夜を過ごしながら大金を動かす日々が始まった……

絶対に確認しなければならないこと

いつの時代の何事も、儲けることの秘訣は「歪み」である。

あるところには余っているものを、足りていないあるところで売りさばく。
あるところでは知られていないものを、自分だけが知っている知識を使って先行する。

仮想通貨とかいう大ポンジ・スキームにおいては特にこの
情報の非対称性とでもいうべきスピード感が何よりも重要といっても過言ではないだろう。

確かに、気づき始めている人はいる…!

そして何よりこれはただのエラーや外れ値ではない。
着実に需要があるが、まだ気づかれていないだけ
あるいは気づいている人も一歩を踏み出せていないだけ

この一歩が、雌雄を決する!
この日、SOL側でのUncommonガチャで手にした利益のほぼ全てを、
B国の新しい靴の購入費用にあてたのであった。

とんでもない早さで増え続けるお金と早すぎた終焉

それからというもの、日に100万円を超えるペースでお金は増えていった。

画像

これが当時の資産推移である。今見てもあたまおかしい

こうなってくるともはや本業の仕事をしている意味はない。
戦略的に有給をとりながら、ほとんど寝ることもなく市況にはりつき
ただただ仮想の靴を生産する工場長として勤しむ日々。

いつしか時価総額では6000万円を超える金額になったころ、
STEPN運営が突如中国勢をBANすると発表したことが決定的な引き金となり
靴の価格も、関連する仮想通貨銘柄も大暴落となった。

生産した靴の半分は売却し、半分を生産力拡大として残すというハーフ&ハーフ戦略をとっていた私は
結果的に2000万円ほどの利益を確定する形でSTEPN事変を終えるのであった。

そしてやってくる22年5月の大暴落

24時間戦士として戦った4月。脳が焼き切れ身体はボロボロとなっていた私は、
STEPNの終焉とともに完全なる廃人となっていた。

SOL、BSC……主要通貨であると信じて疑わなかった各コインで数百万円以上保有したままにしていたことで、
5月にやってきた仮想通貨の冬の影響をもろにうけたのである。

これは完全なる怠慢であり、 全く意味や意図のないポジションであった。
加えて当時は信頼性の高いとされていたFTXの土台がゆらぎ、
さらにはステーブルコインが崩壊したことでも衝撃は広がっている。

仮想通貨に安全はない。利益を確定すべきと思ったらいち早く基軸通貨に交換する。
当たり前の所作ができていなかったことで損失はとんでもないことになっていた。

完全にしてやられた、相次ぐ二番煎じ靴での散財

STEPNB国の栄光は、クリプト界隈のだれもが追いかけたいものとなった。
そして出るわ出るわ第2第3のSTEPNたち、
Calo run、前澤靴、APEレルム、GenoPets……

あのときの感覚が忘れられなくなってしまっていた私は、
ろくにしらべるでもなく、拙速&愚直、とにかくスピードとパワーで
数十万円〜100万円単位のお金を即効で突っ込むという愚の骨頂を繰り返した。

減り続ける残高由里子

歩いても稼げなくなる偽STEPNたち……

「でも大丈夫」、ねえ、はやくそう言ってよ俺たちのGST高由里子

止まらない酒池肉林

減り続けるお金はなにも仮想通貨投資の失敗によるものだけではない。
あぶくぜにを手にした私の浪費はいまだかつてないレベルに達していたのである。

これは当時の私の家計簿だ。
クレジットカードなどの簡易的に捕捉可能な支出だけをまとめたものである。
ここに現金の支出を加味するとおおよそ月に100万円以上は使っていた。

その主な使いみちはこうだ!

・Uber EATSで夜な夜なタピオカミルクティーだけを頼む(およそ700円)
・ガールズバーで無意味にボトルを入れる(およそ10000円)
・疲れた気がするのでとりあえずタクシーに乗る(およそ3000円)
・無駄に高いスチームアイロンを買う(およそ15000円)

どれも有意義な使い方ばかりである。
この記事を読んでくれている良い子の諸君はぜひこのような健全なお金の使い方を学び、
そして夜な夜なタピオカを運ぶUBERの車輪のごとく経済を回してほしい


私と同じ健全なお金の使い方をしたい方はぜひ上のアフィリンクからおそろいの激高アイロンを買っていただきたい

ついにトチ狂って1億の借金に手を出す

あなたは融資をもらうときの紙に「10000万円」と書いたことはあるだろうか。
お金を借りるときの紙にはなかなか「億円」という単位はない。
ゆえに1億円を借りるとなると必然的に10000万円と書くことになるのである。
これは「1億円借りるときあるある」なので是非覚えておいてほしい。

 

愚かな投資の失敗と、度重なる健全な支出によって、
気づけば最終的な利益は1000万円ほどになっていた。

それでも利益があるものはある。一度見た夢をわすれることもまたできない。
次に気がついたとき私は、

100000000円の借金をしていたのである。

夢のマイホームwith借金生活へ

突然だがわたくしぷろぐら軍曹は地味に不動産好きでもある。
これまでの人生で中古マンションを二度買い、一つは額面+400万円で売却したこともある。

あぶくぜにを手にしてしまった私はある日思うのである。

一国一城の主になりたい!

つまり、マンションから戸建て、自分の夢が詰まった新築注文住宅を建てて、
そこで悠々自適に暮らしたい。
酒池肉林の散財を経て完全に生活水準と金銭感覚、欲望の深さがバグってしまっていた私は、
ついにあの禁止カード「借金」にまた手を染めようとしていたのであった。

そうして私は、多重債務でありながらすべてを完済した実績と
幾ばくか残った仮想通貨の残滓たちをもって銀行にかけこみ、
無事融資を獲得し、夢の新築戸建と9桁の借金を抱えることになったのである……




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ご利用は計画的に

借金から始まり、借金に終わった私のクリプトライフ、いかがだっただろうか。
こんな私から皆様に伝えることができる教訓としては、このくらいのものかもしれない。

1.計画があるときの借金は、時には強い武器になる

2.ただしただの欲望で借金を重ねると、ろくなことにはならない

3.あぶく銭でガールズバーにいれたボトルはとてもおいしい

 

これから先の私の人生がどうなるかはわからない……

けれども、生きている限りは、お金、仮想通貨、税金、借金、不動産……
酸いも甘いも経験したこれらの功罪、成功談と失敗談を赤裸々に発信していこうと思う。

行き詰まったときにはそう……きっと彼女がまた助けてくれると信じて……
(次回変動金利高由里子編に続く)

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